ロレックスやオメガなどの高級機械式時計の寿命は何年なのか?

今回は、ロレックスやオメガなどの高級機械式時計を毎日使い続けていたとして、時計の寿命がどの程度でやってくるのかを考えてみたいと思います。

スイスの時計ブランドの巧みな戦略もあって、機械式時計は半永久的に使えると思っている人もいます。だだ、実際にはどんな腕時計にも寿命あります

今回はあまり語られることの無い、腕時計の寿命について焦点をあててみたいと思います。

rolex datejust

時計は定期的にオーバーホールをしないと10年程度で寿命の可能性が・・・

機械式腕時計には消耗品や準消耗品のパーツがたくさんあります。

水入りを防ぐパッキン、ゼンマイやゼンマイを収納する香箱、切り替え車や2・3番歯車、竜頭周りの機構などなど。。。

これらは3〜5年に1度の定期的なオーバーホールを繰り返しても、定期的に交換やメンテンナンスが必要な部品になります。

ロレックスの例だと、サブマリーナなどの現行ムーブメントのcal.3135 がゼンマイが切れやすいという弱点がありますので、オーバーホールごとのゼンマイ交換は日本ロレックスにオーバーホールを依頼すると必ずされて帰って来ます。

つまり 時計というのは、定期的にオーバーホールをしてパーツ交換をしないと機能を保てません。ノーメンテナンスだと良くて10年ほどで止まってしまいます。

ロレックスなど高級時計のオーバーホールの必要性と時期について

ただ10年経ってオーバーホールを出しても、パッキンの劣化により時計ケースにサビが入ったり、機械の摩耗が進んでしてしまいますので、時計の防水性や精度の機能が大幅に落ちる可能性があります。

その場合は例えばオメガを始めとする多くのメーカーは、時計本体の価格に比べてメーカーの修理代が高いので、新しい時計が買えるくらい、修理代金が高くなります。

そうなるとその時計は実質的には寿命となります。ほとんどのオーナーの方は時計を捨てるか売却して新しい時計を買います。

そもそも国産品のグランドセイコーなどは部品の保持期間が表向きは10年とされていますので、数十万円するグランドセイコーと言えども、最短10年で使えなくなります。

つまり10年以上時計を使い続けるには、オーナーが時計を定期的にオーバーホールに出すことと、オーバーホールに必要な部品の供給があることの両方が必要になって来ます

しっかりメンテンナンスをしても20年〜30年が時計の経済的な寿命の目安

仮に3〜5年おきにオーバーホールを受けたとしても、10年以上たつと徐々に時計の部品に劣化が見られるようになります。

突然ブレスのバックルの爪が折れて時計が着けられなくなったり、機械内部の劣化が少しづつ進み、精度の追い込みが難しくなる場合が出てきます。

ちなみにロレックスの場合、日本ロレックスにオーバーホールを依頼すると依頼者の指定がない限り、ケースの研磨もしっかり行いますので約4回ほどオーバーホールを出すとケース交換が必要となります。5年ごとにオーバーホールを繰り返して4回メンテンナンスに出す計算だとロレックスの場合、約20年でケースの交換が必要な計算です。

ロレックスのミドルケース交換となると、オーバーホール代は最低20万円は覚悟する必要があります。最近のロレックスは価格が急騰しているとはいえ、オーバーホール代に20万円使うという人は、そう多くありません。多くの人の場合、そのロレックスを売却して買い換えるか、そのまま放置してしまいます。

高級時計の代名詞のロレックスでさえそうなのですから、他メーカーの時計を新品が買える位の費用を出して修理する人はほとんどいません。つまり早くて20年、長くても30年ほどで腕時計は経済的・実質的に寿命を迎えると言えます

 では物理的に時計は何年持つのか?

毎日時計を使っているとしたら30年、最長でも50年程度で時計に物理的な寿命がくるのではないでしょうか。この頃になると、機械も基幹パーツの地板の摩耗が避けられないので、日常の用途に耐えうる精度が出なくなってきます。

また、ケースやブレスといった時計の外装部分の交換が必須になって来ます。文字盤なども焼けて汚くなって来ますので、文字盤交換かリダン(文字盤の書き換え)が必要になって来ます。

お金を惜しまないなら、ロレックスの場合、日本ロレックスは製造終了後の部品保有期間を30年ほどとしていますので、オーバーホール受付終了直前にできるだけ部品交換をしてもらった方が良いでしょう。

ロレックスのオーバーホールを日本ロレックスに依頼するメリット・デメリットとその依頼方法

オメガの場合、スイス送りになるかもしれませんが30年以降もオーバーホールを受付けてもらえます。

オメガのオーバーホールをメーカー正規修理に出すメリット・デメリットについて

こうなると、もはや立派なアンティーク時計の仲間入りです。

ただ、仮に30歳の時に時計を買ったとしても、50年経てば80歳になっていますので、その意味で高級な機械式時計は一生使うことができると言えそうです。

 

 

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