時計の防水性能のまとめ どこまで時計を水につけることができるか?

今回は時計の防水性能について、まとめてみたいと思います。

国産時計と外国の時計の防水性能の表記は、それぞれJIS規格とISO規格と異った規格によって書かれていますが、基本的に1気圧防水=10m防水になります。

時計の防水性能については、日本時計協会のwebサイトが参考になります。

日本時計協会 防水時計の種類と取扱い上の注意点

rolex submariner

30m(3気圧)の日常生活防水は水滴がかかってもOK程度の防水性しかない

30m(3気圧)の『日常生活防水』と表記される時計は、雨や汗に売れても耐えられる程度の防水性しかありません。

水が軽くかかる程度なら平気ですが、顔を洗う時に腕時計をはずすぐらいの気遣いは必要です。基本的に水に水没させるのは危険だと思っておいたほうが良いでしょう。

30m(3気圧)の『日常生活防水』の時計は安価なクォーツ時計に多く見られますが、このような時計によく起きがちなのが、電池交換の際にパッキンを交換しないで後日に水や湿気が入るトラブルです。

町中で『電池交換 500円!』などと格安で電池交換をしているショップでは、電池交換の際にパッキンを交換しません。

電池寿命が3年と考えたら、1回電池交換をすると6年間パッキンを交換しないことになりますので、その間にパッキンのゴムが劣化して時計に水や湿気が入るトラブルが起きるようになります。

また、高級腕時計ではオメガのスピードマスタープロフェッショナルなども30m防水になります。

スピードマスタープロフェッショナルは丈夫なイメージがあるためか、ラフな使われ方をされやすい時計です。

定期的に柔らかい布で汗や汚れをふき取らないと、汗で裏蓋の部分が錆びて防水性能が低下して湿気が内部に入ったりします。

つまり30m(3気圧)の防水性能とはその程度の防水性だったりします。

50m(5気圧)防水は水仕事ならOK

50m(5気圧)防水は、水仕事や、ヨット・釣り・水泳などの水上スポーツ程度なら可能になります。

プールで軽く泳ぐ程度なら大丈夫ですが、海で素潜りをするにはスペック不足と言えます。

ただしメーカーによっては、「プールで泳ぐのもダメ!」としているので、メーカーの注意事項に従って時計を使用する必要があります

100m防水はロレックスの時計のスタンダードな性能 素潜りでもOK!

100m防水(10気圧)は、海で素潜りもできるスペックとなります。

ロレックスはダイバーズウオッチ以外の時計は基本的に100m防水がスタンダードな性能となっています。例えばロレックスのエクスプローラーⅠ、デイトナ、ミルガウス、GMTマスターなどは防水機能が100m防水です。

ちなみに日本ロレックスの修理窓口でのガイダンスは、「海やプールで着用して泳いだり飛び込んだりするのは、あまりオススメはしない」というスタンスです。

ロレックスの防水性能的には問題無いと思うのですが、たまに竜頭を閉め忘れてプールに入ったりする人もいるので、メーカーとして予防線を張っている印象です。

そうは言っても、同じ100m防水(10気圧)の時計でも、どの程度まで防水性があるかはメーカーごとに解釈が違いますので、メーカーのガイダンスに従って利用する必要があります。

ダイバーズウオッチの100m~200m防水はスキューバダイビングがOK

ダイバーズウオッチはダイバーが命を預ける時計ですので、通常の時計の防水性能と全く違った性能が求められてきます。

JASやISOの規格も、通常時計の『防水時計(WATER RESIST)』とは別の『潜水時計(DIVER’S)』のカテゴリーになります。

当然要求される性能も『防水時計(WATER RESIST)』が加圧防水性など4項目で有るのに対して、『潜水時計(DIVER’S)』の方が加圧防水性の他に、耐磁性、耐衝撃性、耐塩水性など12項目が決められており、はるかに高いレベルが求められます。

100m〜200mの防水のダイバーズウォッチは、スキューバダイビングに利用できる時計となります。ただし飽和潜水に用いることはできません。

このクラスで代表的なモデルは、『オメガ シーマスター 200m』などでしょうか。

100m防水のダイバーズウオッチは国産ではありますが、外国製ダイバーは現在は200mがほとんどになります。

ちなみに、スキューバダイビングではアマチュアが水深最大40m、プロで100mまで潜ることが可能ですが、国産の100mダイバーズはダイバーが水深100m地点で活動することを保証しています。

300m防水以上のダイバーズウオッチは飽和潜水での使用ができる時計

300m(30気圧)防水以上のダイバーズウオッチは、プロダイバーが飽和潜水時に実際に使用できるレベルとなります。

このクラスの時計ともなると、一般人が使う時計としてはオーバースペックと言えます。

中にはロレックス ディープシーなどは機械式腕時計の最高峰となる3900m防水を実現している時計もあります。

3900m防水ともなると、人間が使う時計としても完全なオーバースペックになります。こうなるともはや、防水性を売りにしているロレックスの自己満足にどこまで消費者が付き合うか(お金を出せるか)という世界になってきます。

防水性能の維持には定期的なオーバーホールと適切な使い方が大切!

スペック通りの時計の防水性能の発揮には、定期的なオーバーホール・防水検査や、適切に時計を使用することが大切になってきます。

特に竜頭を閉め忘れて時計を水につけると、時計内部に一気に水が入ることになりますので注意が必要になります。

Similar Posts:

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ