映画「欲望のバージニア」のあらすじネタバレです。

 


禁酒法時代のアメリカ・バージニア州を舞台に、

密造酒ビジネスで成り上がったボンデュラント三兄弟と

悪徳役人の血で血を洗う争いを描いたギャング映画です。

 

監督はジョン・ヒルコート。

出演はボンデュラント三兄弟役にジェイソン・クラーク、トム・ハーディ、

シャイア・ラブーフ。

 

対する悪徳取締官役にガイ・ピアースといった渋い演技派俳優です。

 

本作は事実に基づいた映画です。

原作は、3兄弟の末っ子の孫マット・ボンデュラントが書いた同名小説になります。

 

肝心な映画の内容ですが、

本作の主人公であるボンデュラント三兄弟は実在の人物で、

バージニア州の地元民たちの間では未だカリスマ的人気を誇っているという人物です。

 

3兄弟は実話とは信じられないほどのオーラを放つ主人公で、

「絶対に死なない」という伝説を持っていました。

そんな伝説をもつ実在する人物が活躍する映画ですので

東映の任侠映画にも通じるところがあります。

通常はギャングが悪で、警官が善ですが、本作は逆です。

 

物語は、そんな古き良き時代のかっこいい3兄弟が住むバージニア州に

新たに特別取締官のレイクスが赴任してきます。

 

レイクスは密造酒業者に対して高額の賄賂を要求し、

自分に逆らうものは容赦しないという姿勢で脅してきます。

 

多くの密造酒業者たちはレイクスに従いますが、

そこは「不死身伝説」を誇るボンデュラント三兄弟、

啖呵をきって拒否します。

 

そこから本作のテーマとなる「三兄弟VSレイクスの対決」の戦いが始まります。

 

内容のネタバレはここまでですが、この映画はとにかく、かっこいい映画です。

男が男らしく、女が強くしなやかに描かれているのがステキです。

 

またクライマックスの壮絶な銃撃戦と、不死身ぶりは必見です。

 

ストーリーも良さることながら登場するキャストも素晴らしいです。

とんでもなく渋い演技派が大集合しているので、

彼らの演技を観るだけで価値がある映画です。

 

特に、悪役を演じるガイ・ピアースなどはいままでの、

正当派のイメージが変わる悪役ですので、

ファンにはたまらない映画となると思います。