出先でのランチでスパゲティーのソースが、
お気に入りのネクタイやブラウスについてしまったこと
ありますよね。
「アッ!!ついちゃった!でも目立たないから帰ってから落そう」と
そのままにしておくと、家に帰ってから洗っても、
シミが残ってしまうかもしれません。
今回は、シミに対するとっさの対処法をご紹介します。
水溶性のシミ抜きの対処法
水溶性のシミとは、コーヒー、お茶、ジュース、醤油などの
油分を含まないシミのことです。
水溶性の汚れの場合は、比較的処理が簡単です。
①服についた固形物を取る
服にお茶の葉などがついた場合は、
まずティッシュなどでそれを取り除きます。
この時に決して擦らないで下さい。
擦るとシミの範囲が広がってしまいます!
②台所用洗剤と水を含ませた布でシミをたたく
シミの裏側に布を当て、上から水を含ませた布で、
シミの周りから押すように叩いていきます。
いきなり中心部から、水を多く含ませて始めると、
シミが一気に広がってしまいます。
この時、布に手洗い場の石けん水か、
中性の台所用洗剤を含ませた方が汚れは落ちます。
ただし、トイレにある石けん水は弱アルカリ性が多いので、
クリーニング後しっかり洗剤を落とさなければ
生地を傷めてしまいます。
台所用洗剤の多くは、生地に比較的やさしい中性ですので、
できれば中性台所用洗剤を使いたいですね。
③布を取り替えて、作業を繰り返します。
徐々に水分を多くして、服に洗剤が残らない様にします。
最後に乾燥させて、応急処理は終了です。
帰宅してから、すぐに汚れのついた服を洗濯して下さい。
水溶性の汚れの場合はこれだけです。
そんなの知ってるよ!と言われてしまうかもしれませんね。
しかし、汚れのがついた場合はできるだけ早く
応急処置した方が後で断然楽です。
すぐに応急処置をすれば、その日の夜の洗濯で、
汚れはほぼ100%落ちますので、
クリーニング代が節約できますよ。
最後に水溶性の汚れを落とす場合の注意点です。
・できるだけ早く応急処置
・汚れを擦らない
・シミの周りから押すように叩く
・布に良くないので洗剤はしっかり落とす
・帰宅したらすぐに洗濯
の5点です。
油性のシミの場合
油性のシミとは、ケチャップ、チョコレート、
カレー、口紅などで出来たシミのことです。
台所用洗剤があれば、
とりあえず応急処置はできます。
トイレによくある石鹸水は、水分が多いので
使用には注意して下さい。
洗い方は基本的に水溶性シミの場合と同じですが、
あらかじめトイレットペーパーなどで、
油分を吸い取っておくことと、
洗う水分は少なめに、ゆっくり始めるのがコツです。
応急処置を終えて、帰宅したら酸素系漂白剤で
服をすぐ洗濯機にかけてしまいましょう!
ただし、油性のシミは処理が難しいので、
できればクリーニング屋さんにすぐに
持ち込んだ方がベターです。
特に高級ネクタイはシルク100%の上に、織り方が繊細なため、
そのままクリーニングに出すことをオススメします。