スター・トレック イントゥ・ダークネスのストーリとネタバレになります。
序盤のストーリー
カーク船長とスポックらが乗るエンタープライズ号は
辺境の惑星ニビルを訪れていた。
ニビルにはワープ技術を持たない原始的な住民が生活しているが、
巨大な火山噴火が予想され、生存の危機が迫っていた。
惑星の生命を救うために、噴火を抑える任務に当たっていた
スポックだったが、降り注ぐ溶岩の中に取り残されてしまう。
スポックの生命を救うため、カーク船長は海中に隠していた
エンタープライズを起動させることでスポックを救出した。
しかし、ワープ技術を持たない文明に自らの正体をさらしたり、
不用意に接触することは、惑星連邦の艦隊規則では、
絶対に破ってはいけない最重要事項であった。
そのことで、カーク船長は艦隊司令部より降格を命じられ
エンタープライズ船長を解任させられてしまう。
ちょうどその頃ロンドンで爆破テロがおこる。
現場の映像からテロの犯人は、
艦隊所属のジョン・ハリソンであることが分かった。
サンフランシスコの艦隊本部でカークやスポックを含む
首脳らが集まり緊急会議が行われるも、
テロの犯人・ハリソンによって会議の現場を戦闘機で攻撃され、
カークの恩人のパイク大佐は死亡してしまう。
現場に残された戦闘機の残骸を解析するとハリソンが
クリンゴン領の惑星クロノスにワープしていたことが分かった。
激高したカークはエンタープライズ号に復職し
ハリソンのいるクロノスへ行こうとするが、
艦隊司令部マーカス提督から与えられた命令は、
ハリソンの居場所に大量破壊兵器である
光子ミサイルを発射せよというものだった。
ミサイルの危険性に危惧する乗組員のスコッティーは
カークと対立しスコッティーは船を降りてしまう。
エンタープライズ号は新たな乗組員を迎え惑星クロノスをめざす。
序盤のストーリは以上になります。
ここからネタバレになりますので、ご注意ください。
実は本映画の悪役、ハリソンはカーンです。
スタートレック初心者の方にはピンとこないと思いますが、
スタトレファンにとってみれば、カーンと言えば永遠の悪役で、
300年前に遺伝子操作によって生み出された優性人類です。
過去に戦争に破れ冬眠状態に入るも、マーカス提督の陰謀によって
カーンの仲間を人質に取り、彼をクリンゴン人との戦争に
利用しようとしているのです。
また、Drマッコイの調査で72発の光子魚雷の中は、
冬眠状態にあるカーンの仲間でした。
カーク船長のエンタープライズは、
騙したマーカス提督率いる艦隊に追跡され激しい攻撃を受けます。
絶体絶命のカーク船長は、
序盤にエンタープライズを下船したスコッティの助けや、
仲間を引き渡すことを条件にカーンと協力して
なんとかマーカス提督を追い詰めます。
しかし戦いの終盤にカーンの裏切りで、マーカス提督は殺害、
カークとスコッティはカーンの人質となってしまいます。
カーンはスポックに対して、光子ミサイルとして渡された
カーンの仲間を渡すように要求します。
スポックはカークとスコッティーのためにこの取引に応じました。
しかし、スポックがカーンに引き渡したミサイルは
本物の光子ミサイルでした。
カーンの乗った艦隊はミサイルにより爆破されますが、
エンタープライズも地球に向けて落下してしまいます。
カークはエンタープライズの停止した
エンジンを再起動させますが、それにより命を落としました。
しかし、カーンは生きていました。
逃亡するカーンを、復習に燃えるスポックが追跡して、
ついに捕えます。
カークを失ったスポックの怒りはおさまりません。
そんなスポックにウフーラは
「カーンの血でカークが生き返るかもしれない」といいました。
そうです!カーンの血の活性作用で、カークが見事生き返りました!
全てが終りました。しかしエンタープライズには長い任務が与えられ、
地球を旅立って行きました。
ネタバレは以上になります。
スタートレックを良く知らないファンにも十分楽しめる内容ですし、
カークとスポックの友情、スポックらしからぬ終盤の「非論理的」な行動
はスタートレックファンにとって最高に見どころです。
間違いなく歴史に残る大作ですので、おすすめですよ。